そこで実際のクイズを掲載してみました。ちょっとやってみませんか。クイズは5問で、各20点の合計100点満点で計算します。三つ以上正解であれば、平均以上の金融リテラシーが備わっているということになりますね。

【金融リテラシー・クイズ】
問1:家計の行動に関する次の記述のうち、適切でないものはどれでしょうか
(1)家計簿などで、収支を管理する
(2)本当に必要か、収入はあるかなどを考えたうえで、支出をするかどうかを判断する
(3)収入のうち、一定額を天引きにするなどの方法により、貯蓄を行う
(4)支払いを遅らせるため、クレジットカードの分割払いを多用する
(5)わからない

問2:一般に「人生の3大費用」といえば、何を指すでしょうか
(1)一生涯の生活費、子の教育費、医療費
(2)子の教育費、住宅購入費、老後の生活費
(3)住宅購入費、医療費、親の介護
(4)わからない

問3:金利が上がっていくときに、資金の運用(預金等)、借り入れについて適切な対応はどれでしょうか
(1)運用は固定金利、借り入れは固定金利にする
(2)運用は固定金利、借り入れは変動金利にする
(3)運用は変動金利、借り入れは固定金利にする
(4)運用は変動金利、借り入れは変動金利にする
(5)わからない

問4:10万円の借り入れがあり、借入金利は複利で年率20%です。返済をしないと、この金利では、何年で残高は倍になるでしょうか
(1)2年未満
(2)2年以上5年未満
(3)5年以上10年未満
(4)10年以上
(5)わからない

問5:金融商品の契約についてトラブルが発生した際に利用する相談窓口や制度として、適切でないものはどれでしょうか
(1)消費生活センター
(2)金融ADR制度
(3)格付け会社
(4)弁護士

(出所)金融広報中央委員会「金融リテラシー調査」(2019年)、(注)各設問の正解を20点として計算する。合計100点満点。なお正解は問1=4、問2=2、問3=3、問4=2、問5=3

週刊朝日  2019年8月30日号