ピリ辛だれで味わう蒸し鶏  (撮影/写真部・松永卓也)
ピリ辛だれで味わう蒸し鶏  (撮影/写真部・松永卓也)
【ワンポイントアドバイス】鶏もも肉にはまんべんなく塩麹を揉みこむこと。 (撮影/写真部・松永卓也)
【ワンポイントアドバイス】
鶏もも肉にはまんべんなく塩麹を揉みこむこと。 (撮影/写真部・松永卓也)

 料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は「ピリ辛だれで味わう蒸し鶏」。

【作り方のワンポイントアドバイスを写真で紹介】

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 蒸し暑い日が続いています。こんな陽気のときは、ちょっとピリ辛なおかずが食べたいもの。

 麻婆豆腐か麻婆茄子でも作ろうかな。う~ん、でも作っている間に汗が止まらなくなりそう(笑)。もっと簡単にササッと作れるものがいい。そこでご紹介したいのが黒田流・ピリ辛蒸し鶏です。

 鶏肉はもも肉を使っても、むね肉を使ってもかまいません。塩麹に半日くらい漬けておけば、肉が自然にやわらかくなりますし、塩麹のやんわりとした塩味もしみこみます。

 バットの上で塩麹を肉に揉みこんでいってもいいですし、あるいは肉と塩麹をポリ袋などに入れて、ぎゅっぎゅっと揉みこんでいってもOKです。そしてあとは、冷蔵庫で寝かせるだけ。

 夕飯どきになったら冷蔵庫から取り出して、電子レンジで4分ほど加熱すればできあがりです。肉を電子レンジにかけている間に、ピリ辛だれを作ってしまいましょう。味噌やマヨネーズのコクと豆板醤の辛みがひとつになったたれは、クセになる味です。枝豆や冷や奴と合わせて、つまんでみてください。またまたビールが一段とおいしくなりますよ。

(構成/赤根千鶴子)

■ピリ辛だれで味わう蒸し鶏

【材料】(2~3人分) 鶏もも肉1枚(約300g)、塩麹大さじ1、生姜少々、ネギ(先端の青い部分)6cm、ピリ辛だれ(味噌大さじ1、マヨネーズ大さじ1、酒大さじ1、砂糖小さじ1、豆板醤小さじ1)、レタス適量、青ネギ適量

【作り方】 (1)鶏肉に塩麹を揉みこみ、6時間ほど冷蔵庫に入れておく。(2)鶏肉の皮を下にして耐熱皿に広げ、生姜の薄切りとネギをのせる。ラップをして電子レンジ(700W)に4分ほどかけ、中まで火を通す(蒸し器でもOK)。(3)たれの材料を混ぜ合わせる。(4)鶏肉を薄切りにし、レタスを敷いた器に盛り付け、ピリ辛だれをかけ、青ネギを散らす。

【ワンポイントアドバイス】 鶏もも肉にはまんべんなく塩麹を揉みこむこと。

週刊朝日  2019年8月16日‐23日合併号