また、昨オフに巨人・炭谷銀仁朗(31)の人的補償で移籍した左腕の西武・内海哲也(37)も故障に泣かされて1軍登板がない。先発のコマ不足で悩むチーム事情でローテーション入りが期待されたが、3月に左浅指屈肉離れで離脱すると、4、5月のファームで登板した際に痛みが再発。5月2日の巨人戦(ジャイアンツ球場)以来、2カ月以上実戦登板から遠ざかっている。

 大リーグ・マリナーズで活躍し、昨オフに巨人に新加入した岩隈久志(38)は17年秋に受けた右肩手術から復活を目指すが、今季1、2軍登板なし。ソフトバンク・中田賢一(37)、広島・永川勝浩(38)も今年は1軍登板がない。ヤクルト・館山昌平(38)、畠山和洋(36)もファーム暮らしが長く、正念場を迎えている。

 残り3カ月あまり。プロ野球で一時代を築いた選手たちにもう一花咲かせてほしいと願うファンは多いだろう。(牧忠則)

※週刊朝日オンライン限定記事