「ポツンと一軒家」(c)ABCテレビ
「ポツンと一軒家」(c)ABCテレビ

 日曜夜のテレビ朝日系の番組「ポツンと一軒家」が絶好調だ。6月23、30日放送回で番組最高の20.7%、7月7日の放送回も20.6%(ともに関東地区、ビデオリサーチ調べ)と高視聴率を記録した。

 番組は「グーグルアース」の画像をもとに、例えば山の中に「ポツンと」確認できる一軒家にスポットをあて、どんな人が住んでいるのかなどについて調査するもの。芸能評論家の三杉武さんは言う。

「そこにたどりつくまでの面白さが魅力のひとつです」

 さらに、「今は芸能人より一般人が登場するほうがウケのいい時代。一般人が巻き起こす、思いもよらない展開などが求められています」とも分析する。

 また、ある放送作家はこう語る。

「世代別視聴率でみると、高年齢層に人気です。山深い光景やそこに登場する素朴な人たちにはどこか日本の原風景のような面もあり、そこも魅力。1ケタ台の視聴率で苦戦の続く大河ドラマ(『いだてん』)の視聴者層がそのままスライドした可能性は高いですね」

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