ミッツ・マングローブ「モノホン・三原じゅん子の気合の入れ方」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ミッツ・マングローブ「モノホン・三原じゅん子の気合の入れ方」

連載「アイドルを性せ!」

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ミッツ・マングローブ/1975年、横浜市生まれ。慶應義塾大学卒業後、英国留学を経て2000年にドラァグクイーンとしてデビュー。現在「スポーツ酒場~語り亭~」「5時に夢中!」などのテレビ番組に出演中。音楽ユニット「星屑スキャット」としても活動する

ミッツ・マングローブ/1975年、横浜市生まれ。慶應義塾大学卒業後、英国留学を経て2000年にドラァグクイーンとしてデビュー。現在「スポーツ酒場~語り亭~」「5時に夢中!」などのテレビ番組に出演中。音楽ユニット「星屑スキャット」としても活動する

※写真はイメージです (c)朝日新聞社

※写真はイメージです (c)朝日新聞社

 三原順子と言えばドラマ『3年B組金八先生』の不良のイメージが強い一方で、実は歌手としても、山口百恵さんが築いた『低音・性典路線』を継承し商業的に成功させた第一人者でもあります。彼女が歌手デビューしたのは、まさに百恵ちゃんが引退した80年。その後、いわゆる『ポスト百恵』のポジションは、2年後にデビューする明菜ちゃんが一手に担い、『ツッパリ路線』なんて呼ばれ方をするようになりましたが、百恵と明菜の間には三原順子という本物のツッパリがいた事実を忘れてはなりません。かの清水ミチコさんの輪唱モノマネでも、「3人が同じ声」であることは立証されています。

 それはそうと、例の演説に対し「三原じゅん子に罵られるようでは国会も落ちたものだ」的な論調の記事や文章を目にしましたが、どれも要は「かつて不良キャラで売っていたアイドル出身の女優“ごとき”に優秀な政治家など務まるはずがない」と言いたいように見受けられました。別にあの演説が良かったとも思ってはいませんが、性別はおろか学歴や職歴をも何の躊躇もなく見下した浅はかな価値観がまだまだ普通に存在している現実に呆然とするばかりです。ここはひとつ、三原順子史上最強の問題作にして名曲『非・GEORGE』の映像を是非観てください。虚構の世界で勝負するには『本物』過ぎる迫力に満ちています。ちなみに衣装はアン・ルイスさん考案のショッキングピンクの『おむつドレス』です。

週刊朝日  2019年7月19日号


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ミッツ・マングローブ/1975年、横浜市生まれ。慶應義塾大学卒業後、英国留学を経て2000年にドラァグクイーンとしてデビュー。現在「スポーツ酒場~語り亭~」「5時に夢中!」などのテレビ番組に出演中。音楽ユニット「星屑スキャット」としても活動する

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