「育てる環境によって大きく変わりますが、人についてきたり、顔を寄せてきたり、とても人懐っこい。観光地として、日本人だけでなく、外国の人も年々増えている」

 実はこのダチョウ、「お肉」としても昔から好まれてきた。

「ダチョウ牧場スマイルオーストリッチ」のオーナー、麓さんも、当初、ダチョウ肉の生産から商売を始めたという。

「ダチョウ肉さえ食べていれば健康でいられるといってもいいほどバランスの良いお肉。高タンパク、低カロリーと言われており、日本人の口に合う。鳥の仲間だが、しっかりとしたお肉で、満足感も得られる」

 日頃、ダチョウと接する機会はあまりないからこそ、一度牧場に足を運んでみると新しい発見が得られるかもしれない。(本誌・田中将介)

※週刊朝日オンライン限定記事