阪神の藤浪晋太郎 (c)朝日新聞社
阪神の藤浪晋太郎 (c)朝日新聞社

 勝負の夏場に向けて各球団が積極的にトレード補強に乗り出している中、阪神の右腕、藤浪晋太郎(25)に「トレード話」がささやかれている。

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 在阪のスポーツ紙デスクはこう分析する。

「失速気味の阪神は強打の野手がのどから手が出るほど欲しい。ただ出血覚悟でなければ、良い選手は獲得できない。そこで大型トレードで放出がささやかれるのが藤浪です。実際に先発要員が不足しているパ・リーグの複数球団が調査しています。トレード期限は7月31日まで。可能性は十分あると思います」

 阪神は喜怒哀楽を前面に出す矢野燿大新監督の下で、春先に快進撃を繰り広げていたが、交流戦で6勝10敗と失速。リーグ戦再開後も7月5日現在で37勝38敗と波に乗れない。首位・巨人と7.5ゲーム差まで広げられ、上昇気流に乗っているDeNAに追いつかれた。

 失速の原因は貧打によるところが大きい。

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