本人もまんざらではない? ウーマンラッシュアワーの村本大輔氏 (撮影/写真部・片山菜緒子)
本人もまんざらではない? ウーマンラッシュアワーの村本大輔氏 (撮影/写真部・片山菜緒子)
かつてのアイドルも4人の子どもの母に。市井紗耶香さん安倍晋三首相 (c)朝日新聞社
かつてのアイドルも4人の子どもの母に。市井紗耶香さん安倍晋三首相 (c)朝日新聞社

 7月4日公示、21日投開票される参院選。各党が候補者の擁立を発表している中で、票を集める目玉候補は誰か。

【写真】爽やかアイドルスマイルと白いスーツ姿で会見を行った市井紗耶香

 今回も各党で、タレントなどの有名人が名前をそろえた。立憲民主党からは元「モーニング娘。」の市井紗耶香さんが6月26日に出馬表明。会見で記者から政策を問われ、言葉に詰まる場面もあったが、そこはかつての人気アイドル。まずは人気票を集めてくれれば党としては御の字だろう。

 この他にもボーカルグループ「RAG FAIR」の元メンバー奥村政佳氏、元格闘家の須藤元気氏、ジャーナリスト兼芸人のおしどりマコ氏。また、「筆談ホステス」として知られる前東京都北区議の斉藤里恵氏らが立候補を予定している。国民民主党からは、俳優の乃木涼介氏、スリランカ出身のタレントで大学教授の、にしゃんた氏らの名前が挙がっている。自民党からは、元F1レーサーの山本左近氏が出る予定だ。

 タレントのような派手さはないが、ひそかに注目を集めているのが葵の御紋・徳川宗家19代目、徳川家広氏だ。徳川家康ゆかりの静岡で立憲から出馬し、山口(長州)出身の安倍政府と対峙する徳川という図式も有権者に受けているようだ。

 今後のサプライズ候補が期待できそうなのは、参院議員の山本太郎氏が4月に立ち上げた「れいわ新選組」だ。10人の候補者を出すといい、28日時点では、山本氏を含め、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会の元事務局長の蓮池透氏ら計4人が候補予定者となっている。

 ネットでは、お笑い芸人のウーマンラッシュアワー村本大輔氏を推す声が上がっており、本人も出馬の可能性を否定していない。一部報道では、森友学園の籠池泰典前理事長の名前も挙がり、「籠池砲か」との盛り上がりも見せたが、同党の担当者は「その可能性はない」と明言した。

 とはいえ、過去には「出馬は2万%ない」と言いながら、立候補したケースもある。これまで名前が出ては消えていった大物タレントが、最後の最後に隠し玉として出てくる可能性も十分ありうる。

週刊朝日  2019年7月12日号