[右]たむらようこさんと塩コショウ入れ(本人提供)
いま、「沼」が静かなブームだ。三省堂現代新国語辞典で調べると、従来の意味に加えて、新たにこう加えられている。「趣味などに、引きずりこまれるほどのめり込んでいる状態のたとえ」。そんな沼にハマった人たちを紹介する。
【コスメ沼&舞台鑑賞沼】フリーアナウンサー・宇垣美里
コスメは集めだしたらキリがないですね。
やはり、肌にのせたときの変身感。「きょうの私、何てオシャレなの」と無敵になれる。スイッチが入る瞬間が好きです。
ブランドでもチョイスしますし、デパ地下コスメ、ドラッグストアのコスメも、値段は関係なく良いと思ったものを手に取っていますね。
舞台鑑賞は、友人に誘われた宝塚がハマるきっかけでした。
上京してからは、さまざまな舞台に足を運んでいます。
特にミュージカルが大好き。
同じ舞台を何度も見ます。アドリブなど、回によってお芝居が微妙に変化しているところを見つけて楽しんでいます。
やはり生の迫力からもらえるエネルギーは私の心の財産ですね。生きてるなって思います。
だからチケットが取れなかったときはものすごくへこみます。
今後ハマりそうな沼は「香水」。
ひとつひとつに物語があるらしく、ハマってしまいそうだなとすごく気になっています。
【園芸沼】俳優・三上真史
園芸と出会ったきっかけは両親です。
物心ついたときから、実家の庭でガーデニングを手伝っていました。
そして、園芸沼にハマったのは一人暮らしを始めたときで、身の回りに自然が欲しくてベランダでガーデニングを始めました。
園芸の一番の魅力は、やはり育てることです。
愛情をかけて育てれば、その分しっかり応えてくれますし、花が咲いたときの喜びは格別です。
せわしない現代で、花や緑に触れることは貴重な癒やしの時間でもあります。
それに、植物は「自分の鏡」だと思っています。
心に余裕がなくなると世話もなおざりになり、植物もしおれてしまいますから。
また、育てるだけでなく収穫する楽しみもあります。
食べられる花はサラダに入れたり、湯船に浮かべたりと、楽しみ方は無限大です。
新元号が令和になりましたが、令和には花を咲かせるという意味が込められているそうです。
つまり令和は園芸の時代!
皆さんも園芸沼で花を咲かせてみてはいかがでしょうか。