「さらば、お金に縛られた生き方」 エッセイ『執念深い貧乏性』の魅力 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「さらば、お金に縛られた生き方」 エッセイ『執念深い貧乏性』の魅力

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仲宇佐ゆり週刊朝日
栗原 康(くりはら・やすし)/1979年、埼玉県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程を満期退学。東北芸術工科大学非常勤講師。著書に『大杉栄伝―永遠のアナキズム』『村に火をつけ、白痴になれ―伊藤野枝伝』など。(撮影/横関一浩)

栗原 康(くりはら・やすし)/1979年、埼玉県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程を満期退学。東北芸術工科大学非常勤講師。著書に『大杉栄伝―永遠のアナキズム』『村に火をつけ、白痴になれ―伊藤野枝伝』など。(撮影/横関一浩)

「お金がないと喰っていけないと思わされて、人の生き方が一本化されていった時代に、人の生きる幅はもうちょっと広いんじゃないかと。大杉の軌跡を追うだけで、そういうことがパッと見えたりするんです」

 文章を書くうえでは舞踏家の土方巽(つじかたたつみ)の影響を受けた。彼の舞踏は有用な体の使い方を根っこから崩して出てくるものだという。

「こうしなきゃいけない、ああしなきゃいけないと、頭は人を縛るんですよ。有用ではなく無意識に動いてしまう体の経験から頭でっかちを打ち破る。自分で体験してきたこととセットで語らないと思想は人に伝わらない。自分の中から湧き上がってくる言葉、出てきてしまう言葉を書いていきたい」

(仲宇佐ゆり)

週刊朝日  2019年6月14日号


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