NHKの連続テレビ小説「なつぞら」の撮影風景 (c)朝日新聞社
NHKの連続テレビ小説「なつぞら」の撮影風景 (c)朝日新聞社

 100作目を数える朝ドラ「なつぞら」は広瀬すず演じるヒロインの波乱の人生を、歴代のヒロインたちが彩っていく。「ひまわり」(1996年)の松嶋菜々子しかり、「おしん」(83~84年)の小林綾子も「純ちゃんの応援歌」(88~89年)の山口智子も「ちりとてちん」(2007~08年)の貫地谷しほりも……。ずっと親しんできた視聴者にとっては、なんともいえない顔ぶれだろう。

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 視聴率は初回22.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、「まんぷく」の23.8%には及ばなかったが、「半分、青い。」の21.8%を上回った。4月17日には23.6%となり、その後も安定している。

「視聴率がまずまずなので、関係者たちは、ホッとしているでしょう」

 そう語るのは芸能評論家の三杉武さん。けれども、作品への評価は決して甘くない。

「可もなく不可もなしで、『あまちゃん』のときのようなムーブメントにはなってない」

 その原因は?

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