ペネロペ・クルスが語る新作「撮影が終わった時、力尽きた」 (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ペネロペ・クルスが語る新作「撮影が終わった時、力尽きた」

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高野裕子週刊朝日
ペネロペ・クルス(撮影・高野祐子)

ペネロペ・クルス(撮影・高野祐子)

「誰もがそれを知っている」
Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町他順次公開中。(C) 2018 MEMENTO FILMS PRODUCTION - MORENA FILMS SL - LUCKY RED - FRANCE 3 CINEMA - UNTITLED FILMS A.I.E.

「誰もがそれを知っている」 Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町他順次公開中。(C) 2018 MEMENTO FILMS PRODUCTION - MORENA FILMS SL - LUCKY RED - FRANCE 3 CINEMA - UNTITLED FILMS A.I.E.

 双方がアカデミー賞受賞者であり、現在のスペインの映画界を背負う人気俳優のおしどり夫婦と言えばペネロペ・クルスとハビエル・バルデムだろう。この二人がイランを代表するアスガー・ファルハディ監督の新作『誰もがそれを知っている』で共演する。

【『誰もがそれを知っている』の場面写真はこちら】

 これまたアカデミー外国語映画賞を獲得しているアスガー・ファルハディ監督は、一見平穏に見える日常生活のなかに隠れる家族関係のしがらみや問題点をミステリー色あふれる謎解き風の家族ドラマで描く事を得意とする。誰にもまねできない彼独自のスタイルが魅力だ。

 全スペインロケで撮影された本作でペネロペが演じるのは、妹の結婚式のためにアルゼンチンからスペインの故郷に戻ってきたラウラ。お祝いのパーティ中に停電が起こり10代の娘が誘拐される。救出のため家族や知り合いは苦悩し知恵を絞るが、それによってもつれ合う過去がひも解かれことに。ペネロペに映画の魅力をインタビュ-した。

――この映画を背負う役を演じるにあたり責任、プレシャーを感じましたか?
「アスガー監督と仕事ができるのは嬉しかったから、やる気、自信も沸いた。アスガーも私たちキャストも中途半端な仕事はしたくなかった。だから毎日あの架空の世界、とても恐ろしい世界に全身で飛び込んだの。撮影が終わったころには力尽きたわ」

――共演者が夫のハビエル・バデムであるという点は助けになりましたか?

「他の共演者と変わりないわ。今回の役は2年前の共演作『LOVINV PABLO』(日本未公開)のキャラクターとは全然、違った役だった。この作品は悲劇的だしね…」

――自分が母親でこんなことが自分の娘に起こったら・・みたいな心境での撮影は疲労を増しますか?

「イエス。監督と過去に起きた何件かの誘拐事件について話し合った。誘拐事件の被害者である親たちのインタビュー見ていて悲しい気持ちになった。子供の環境は安全であるべきだと感じた。脅迫された両親の痛みに共感したし、母親を演じるにあたり、誘拐の犠牲となったすべての両親への共感をこめて演じた。この映画はこの問題に焦点をあてる機会になればと思う」


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