「制作マンの世代交代が上手くいっていない。大物制作マンを次々とバックオフィスに異動させて風通しを良くしても、若手が育っていない」(前出・フジ関係者)

 光明もある。キーマンは常務に就任する清水賢治氏だ。編成畑で「ドラゴンボール」などアニメ番組をヒットさせてきた。改編期には、アニメ中心のサプライズ編成となるか。

 テレビ朝日の社長に就任する亀山慶二氏はさまざまな部署を経験したバランス型のプロパーだ。早河洋会長の引きの人事とみられている。

 ドラマ、バラエティが好調だ。一方、報道番組は看板の「報道ステーション」でテコ入れが模索されているという。

「小川彩佳アナのTBSへの移籍がダメージになっていて、キャスターの交代があるという噂で持ち切り」(テレビ朝日関係者)

 得意分野で視聴率競争を制するのは果たしてどの局か。(本誌・羽富宏文)

※週刊朝日オンライン限定記事