(c)2018 Gaumont / La Boetie Films / TF1 Films Production / Pour Toi Public
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 監督、脚本と主演を務めるフランク・デュボスクは、フランスの大人気コメディアン。彼のコメディアンとしての才能がいかんなく発揮された映画「パリ、嘘つきな恋」は、彼にとって初監督作ながらフランスで異例の大ヒットを記録した。

【映画「パリ、嘘つきな恋」のワンシーンはこちら】

 ジョスラン(フランク・デュボスク)は、イケメンで金持ちで女性にモテモテだが、恋愛に求めるのは一時的な楽しみだけ、という軽薄な男。

 ある日、ひょんなことから車椅子に座っていると、偶然美しい女性ジュリー(キャロライン・アングラード)と遭遇。彼女の気を引くために「自分は車椅子生活者だ」と、とっさに嘘をついてしまう。すっかり信じた彼女が紹介したのが姉のフロランス(アレクサンドラ・ラミー)。車椅子生活を送りながら、バイオリニストとして世界中を飛び回り、快活でユーモアあふれるフロランスと出会い、ジョスランは本気で恋に落ちる。しかし、彼は最初の嘘をついたまま。一方フロランスのほうも秘密があるようで……。

 本作に対する映画評論家らの意見は?(★4つで満点)

■渡辺祥子(映画評論家)
評価:★★★ なかなかGOOD!
自分は車椅子の身、と嘘をついたら、本当に障害を負った車椅子の女性に恋をして身動きが取れなくなってしまう男。ダメ男の話なのにヒロインがステキでイイ感じのロマンティック・コメディーに転じていくのが楽しい。

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