ZOZOの前澤友作社長 (c)朝日新聞社
ZOZOの前澤友作社長 (c)朝日新聞社

 衣料通販サイト「ゾゾタウン」を運営するZOZO(ゾゾ)の前澤友作社長が再び世間をにぎわせている。5月13日に時給最大1300円のアルバイト従業員を2千人採用すると発表すると、わずか2日足らずで募集人数を超えた。

 週4日以上の勤務は時給を現状の1千円から1300円に、週3日以下の勤務では1千円から1100円に引き上げる。また、1カ月当たり最大1万円のボーナスを半年ごとに支給する。勤務地は千葉県と茨城県にある物流センターだ。

「普通であれば求人誌に掲載するのに今回は特設サイトのみ。しかも都心から離れた倉庫でこの人数を集めるのはすごい」と他企業の人事担当者もうなる。

 立役者は前澤社長だろう。自身のツイッターで、「夢叶えるために正社員は無理だけど、バイトしながら頑張りたいって人たくさんいます。僕も学生の時、たくさんバイトしてお金貯めてスタジオ練習してバンドデビューできました。皆さんが好きなことを仕事にできますように」とつづった。

 SNS上では「正社員を増やすべきだ」「最低賃金700円台の地方で働くことがばかばかしくなる」と賛否両論。だが、同業者はこう脱帽する。「PRの仕方がうまい。(100万円を100人にプレゼントする)お年玉企画などでフォロワーを増やしていたのは、アルバイト募集を見越してのことだと思う。まねできることではない」

 もう一つ気になるのは、恋人である女優の剛力彩芽との関係だ。

「前澤さんは剛力をプライベートジェットに乗せ、ぜいたくな旅をさせるなどして、剛力はもう彼に夢中ですよ。結婚したいんだろうけど、彼は結婚しない主義だから難しいだろう。剛力のタレント生命に彼は大きく関わっているでしょう」(芸能事務所関係者)

 話題豊富な前澤社長。次はどんなサプライズを仕掛けてくるのか。(本誌・田中将介)

週刊朝日  2019年5月31日号