不倫殺人の果てに「首を絞めたのは…」と法廷で罪を擦りつけ合う男女 鈴鹿事件裁判傍聴記 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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不倫殺人の果てに「首を絞めたのは…」と法廷で罪を擦りつけ合う男女 鈴鹿事件裁判傍聴記

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今西憲之週刊朝日
事件現場となった三重県鈴鹿市の横山麗輝さん、富士子被告の自宅(c)朝日新聞社

事件現場となった三重県鈴鹿市の横山麗輝さん、富士子被告の自宅(c)朝日新聞社

殺害された21歳年下の夫、横山麗輝さん(C)朝日新聞社

殺害された21歳年下の夫、横山麗輝さん(C)朝日新聞社

 自身の犯行を否定した上で、理由をこう説明した。

「麗輝の自宅で襲った時、スタンガンをあてて、彼を台所に連れて行った。包丁を取り出したが、刺せなかった。なぜこんなバカなことしているのかと思った。その時点で殺意はなくなっていた」

 殺害の動機について、富士子被告はこう語った。

「麗輝のDVがひどかった。一度、離婚届を出しに行ったが、市役所が受理せず離婚できなかった」
「セックスしていて、首を絞められたりした」
「真生と逮捕直前まで話をしていて、罪をつぐなっても好きだから一緒にやり直そうとなった。今も真生が好きです」

 時より、富士子被告は熱い視線を送ったが、上山被告はまったく目を合わせようとしなかった。そして、上山被告はこう暴露した。

「最初は富士子をかばっていた、一人で罪をかぶろうと思った。だが、離婚の話がウソだ、騙されていたことがわかった。他にもおかしなことがわかった。母親からも富士子にマインドコントロールされていたんだと説得され、ご遺族のためにも本当のことを話そうと思った」

最後に裁判官は、上山被告にこう問うた。

「富士子さんに愛情はあるのか?」

上山被告は厳しい口調でこう答えた。

「騙された。ありません」

食い違う言い分。真実はどこにあるのだろうか?(今西憲之)

※週刊朝日オンライン限定記事


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