新元号発表の号外を受け取る人たち (c)朝日新聞社
新元号発表の号外を受け取る人たち (c)朝日新聞社
「光文」と誤って報じた東京日日新聞の号外(小林近現代資料文庫提供)
「光文」と誤って報じた東京日日新聞の号外(小林近現代資料文庫提供)

「別刷りでいいのでは」「いや、新元号発表時はあれだけ盛り上がったんだから、号外を出したほうがいい」

【「光文」と誤って報じた東京日日新聞の号外はこちら】

 全国紙関係者の間で、5月1日の発行をめぐってこんな議論がなされているという。

 速報はネットという時代だからこそ、紙の「号外」をほしがる人は多い。新元号「令和」が発表された直後、東京・新橋駅前SL広場では、号外を求める人が配布員に殺到。限られた枚数をめぐって争奪戦が繰り広げられた。

 この“狂騒曲”を受けて、令和初の号外へも関心が高まっている。確実に手に入れる方法はあるのか。

 有力視されているのは5月1日。全国紙はいずれも表向き「未定」としているが、実際は特別態勢で臨時の夕刊や別刷りも検討されているようで、号外の可能性も捨てきれない。

 配布場所については、新元号発表時のケースが参考になるかもしれない。朝日新聞は、沖縄を除く46都道府県の130カ所の主要駅周辺などで、約20万部を配布。公式ツイッターで、配布予定場所を告知した。

 読売新聞は、約103万部を発行し、東京、大阪、福岡など主要都市のほか、初めて沖縄でも配布。毎日新聞は、東京の新橋駅前SL広場、東京駅八重洲北口、有楽町数寄屋橋交差点付近、大阪、名古屋、福岡、札幌など。産経新聞は、東京12カ所で6千部、大阪は、大阪駅周辺、難波周辺で3千部を配った。

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