この国語に対する自信というのは子どもにとっては大きな武器になる。子どもは勉強に自信がないと、テストや授業が面白くなくなり、学校が嫌いになりがち。国語の授業は毎日のようにあるので、国語が楽しみな授業になれば、いきいきと学校生活を送ることができるのだ。

「1週間で読むというのもポイントです。達成感につながります。また、教科書に取り上げられる物語は、あらためて読むと大人でも感動する話が多いですよ」

 続いて、算数(数学)。基本的には積み重ねなので、どこかでつまずくと、その先も理解することができない。苦手意識が残っていたら、4月中に、前年の内容を見直しておくことだ。

「とにかく計算力をつけてください。二ケタの計算から三ケタの計算など、ケタが上がったときは要注意です。春休みはお出かけなどのイベントも多くて、なかなか勉強に取り組めなかった家庭も多いと思います。しかし、できていないことの放置は禁物。ゴールデンウイークまでに終わらせるように前年の復習の計画を立ててみましょう」

 何事もスタートが大事。親子二人三脚で自信を持って令和の時代を迎えよう。

佐藤ママ子育てバイブル」には、宿題・テストのサポート術など小中学生の子どもを持つ親が知っておきたい情報が満載。音読を実践するコツもまとめてある。(本誌/鎌田倫子)

※週刊朝日オンライン限定記事