早速「令和」のオリジナルラップをつくったCo.慶応さん(提供写真)
早速「令和」のオリジナルラップをつくったCo.慶応さん(提供写真)

 新元号「令和」が発表された1日。驚き、感嘆、不満げ……。菅義偉官房長官が墨書を掲げた瞬間、日本中がさまざまな反応に包まれた。

 平成を代表するバラエティー番組の一つだった、「学校へ行こう!」(TBS系、1997~2008年)の人気コーナー「B-RAPハイスクール」で、日本史の出来事や年号を覚えるためのラップを披露していたCo.慶応(コー ケイオウ)さんに早速、新元号「令和」を盛り込んだオリジナルのラップを披露してもらった。

♪引用 from 万葉集
♪全国民が感動する!?
♪そんな新年号が発表された
♪平和な願い込めた「令和」

 流れるように、4小節を電話口で披露した。番組では、Dragon Ashの「Life goes on」に乗せて、「先土器、縄文、弥生、古墳、飛鳥♪」とうたい、中高生を中心に多くの学生から支持されていたが、今回は完全オリジナル。新元号は、初めて国書の万葉集が由来となっていることに最も注目した。このラップに込めた思いについて次のように語る。

「現存する日本最古の歌集ですよね。日本独自の文化始めようぜ、という心意気はすごくいい。乗っかりたいな、と思いました。今は明らかに時代の転換期だと思っているので、『オリジナル+新しい文化をつくっていく』という意味合いには大賛成です」

 1日は、番組で歌っていた曲の末尾に新元号を加えた最新バージョンを発表直後にSNSにあげるため、カラオケ店で待機。生前退位が発表された時、これまでの元号から独自に分析して、新元号を「永応」と予想していが、見事に外した。

「驚きました。『令』はこれまで全然なかったし、イメージが浮かばない。『永応』には自信があったんですが…………」
 
 と悔しがった。
 
 現在は、中学1年生が学ぶ5教科(国語・数学・理科・社会・英語)を対象範囲とした「教科書のラップ化」に取り組んでいる。今年1月、ZOZOTOWNの前澤友作社長がTwitterで実施したお年玉企画に当選し、100万円を獲得。約50曲の制作をめざし、5月1日に第1曲をリリース予定だ。

(本誌・緒方麦)
※週刊朝日オンライン限定記事