高額な「離檀料」に支払い義務ある? 墓じまいの注意点 (3/4) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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高額な「離檀料」に支払い義務ある? 墓じまいの注意点

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週刊朝日
墓地の空き区画。お墓のニーズは変わりつつある (c)朝日新聞社

墓地の空き区画。お墓のニーズは変わりつつある (c)朝日新聞社

墓じまいの主な流れ(週刊朝日2019年3月22日増大号掲載)

墓じまいの主な流れ(週刊朝日2019年3月22日増大号掲載)

 同センターによると、お墓全体についての相談は年1300~1400件程度で高止まり。離檀料についての相談もコンスタントに寄せられているという。最近も、「100万円払うように言われた。そんなお金はないと答えても取り合ってもらえない」といった事例があったという。

「離檀料に法的な位置づけはありません。不当な請求に応じる必要はないので、よく話し合ってほしい」(同センターの担当者)

 離檀料のほかにも、墓石の撤去費用などが必要になる。葬儀相談員の市川愛氏によると、撤去費用は1基当たり50万円ほど、閉眼供養(魂抜き)の法要は5万~10万円ほどかかるという。

 葬儀・お墓コンサルタントの吉川美津子氏は、かかる費用をよく検討するよう呼びかける。

「離檀料の目安としては、感謝の気持ちも込めて法要2~3回分ぐらいを支払えばよいのではないでしょうか。改葬に必要な費用は思った以上にかさんでしまう場合もあります。引っ越し先の年間使用料なども踏まえ、今のお墓を守っていく選択肢も捨てないようにしましょう」

 墓じまいの引っ越し先を探す人も含め、新しくお墓を選ぶ際にはどんな点に注意したらいいのか。

「まず、どこに建てるのか立地を考えるべきです。その上で、場所に合わせて、どんなものにするのか検討します。一戸建ての家を買うイメージに近いかもしれません」(葬儀相談員の市川氏)

 遺族や知人が来やすいかどうか、利用できる交通機関や駐車場の有無などもチェックする。

 お墓のタイプはさまざま。家族ごとに入る一般的なもののほか、他の人と一緒に入る合葬式墓所(合葬墓)もある。

 遺骨を専用施設で保管してもらう「納骨堂」や、墓石の代わりに木を植えて慰霊のシンボルにする「樹木葬」も人気だ。遺骨を自宅に置いておく「手元供養」を選ぶ人もいる。

 それぞれにメリットやデメリットがあるので、自分や遺族にとってどんなタイプがよいかを考えよう。

 お墓を選ぶ際には、実際に足を運んで確認したほうがいい。管理人が常駐しているかどうかや、手入れが行き届いているかなどがわかる。バリアフリーなどで利用しやすいかどうかも見ておくとよい。

 気になるお値段は多様化している。


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