10年以上シングルマザーだった竹内。ようやく春が訪れた (c)朝日新聞社
10年以上シングルマザーだった竹内。ようやく春が訪れた (c)朝日新聞社

 女優・竹内結子(38)が、4歳9カ月年下の俳優・中林大樹(34)との結婚を発表。2月27日、婚姻届を提出した。

 2人は同じ事務所の先輩と後輩で、映画「ジェネラル・ルージュの凱旋」2009年公開)での共演が出会いだった。竹内は05年に俳優の中村獅童と結婚したが、3年で離婚。獅童との出会いも映画の共演だった。

 芸能ジャーナリストの佐々木博之氏は「女優と俳優の結婚というのは、たいていは共演がきっかけですね」という。違いといえば、前回は獅童と竹内は2人とも主演だったが、今回の場合、竹内は主演、中林は助演だった。

「竹内は映画やドラマで主役をはっているトップクラスの女優。CM出演も多い。対して中林は、成長株と言えますが、まだまだ認知度は低く、現段階では格差婚と言ってもいいでしょう。ですが、イケメンですし、今後ブレークする可能性は大いにある」(佐々木氏)

 振り返れば、前夫の獅童とは結婚から5カ月で出産のできちゃった婚だった。

「当時は周囲の反対も多かったと聞きました。それに2人とも相手のことをよく知らないまま結婚してしまったのでは。結婚は本人同士だけでなく、親族との関係もある。当時、獅童は歌舞伎界から離れていましたが、バックボーンは梨園の世界。竹内は、古いしきたりになじめなかったのではないでしょうか」(同)

 06年7月には、獅童の酒気帯び運転が発覚し、助手席に女性が同乗していたことも明らかに。結婚して1年ほどで、竹内が長男を連れて家を出、08年2月に正式離婚した。

「夫婦として、そりが合わなかったんじゃないかと思うんですよね。このときは浮気に走った獅童ですが、その後は女性スキャンダルはほとんど出なかったので」(同)

 獅童との離婚後、竹内はずっとシングルマザーだった。長男は現在13歳。竹内は事務所を通じての文書で、長男は「3人一緒になればこれから楽しくなるねと背中を押してくれた」とつづった。最初の結婚の破たんから11年。ようやく幸せをつかんだのか。

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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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