統計不正問題の思わぬ余波 卒論やエコノミストの分析に影響も

大塚淳史週刊朝日
 連日、国会で厳しく追及されている「毎月勤労統計」の不正問題だが、思わぬところで余波が出ている。そのデータに基づき論文を書いている学生だ。

 首都圏の国立大学商学部4年の男子学生Aさんは、不安げに語った。

「卒業論文で、問題となっている『毎月勤労統計』を使っていて、データの中にある職種別の月収という項目を用いています。今のところ、僕が使用した項目では、不正は発覚していないのですが、まだ調査中の段階だと思います。もし使用した項目で不正が発覚しても卒業論文が“リジェクト”されることはないのですが、論文の信頼性が揺らぐ。何のために書いたのかと考えてしまう」

 文系学部の卒業論文は一般的に、大学4年の秋の時点で方向性が固まり、1月に卒業論文を提出する。Aさんは、振り返る。

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