佐藤健 30歳前に“高校生役”演じた深いワケ

野村美絵週刊朝日
 3月21日、30歳の誕生日を迎える。だが昨年出演した連続テレビ小説「半分、青い。」では高校生役にも挑戦。ある心境の変化が、佐藤健さんの20代後半の作品選びを変えたという。

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 最新出演作である映画「サムライマラソン」。この作品を選んだ理由を、佐藤さんは「完全なエゴ」と語った。幕末を舞台とし、日本初のマラソン大会といわれる「安政遠足(あんせいとおあし)」を描いた時代劇だが、監督はイギリス人のバーナード・ローズ氏が務めた。

「ヒットする・しない、いいものができる・できないにかかわらず、この現場を経験したかった。実際、非常に価値ある経験ができました。監督はとにかくリアルにこだわっていて、たとえば日本の時代劇によくある“刀と刀がぶつかってグッとにらみあう”といったシーンも、『実際に斬り合っていたら絶対に起こりえない』と。『とにかく役を生きてくれ。今のあなたのリアルをどんどん自由にやってくれ』『台本にあるセリフは、言っても言わなくてもいい。違うことを感じたら、どんどん言ってくれ』と言われました。だから自分で役についてしっかり考えないとついていけない。何もかもが違っていて、この撮り方でおもしろい映画ができるんだったら、自分たちは今まで何やっていたんだろう?と思うくらい、新鮮でした」

 昨年は映画「いぬやしき」「億男」「ハード・コア」、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」、連続ドラマ「義母と娘のブルース」など、作品が続いた。出演作が軒並み当たる“ヒット率”の高さで知られる一方、同世代のトップ俳優のなかでは作品数は多いほうではなかったが、心境の変化があったという。

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