米国人のエマ・ストーンが語る女王陛下への憧れと英国アクセント

高野裕子週刊朝日

エマ・ストーン(c)2018 Twentiet... (10:00)週刊朝日

エマ・ストーン(c)2018 Twentiet... (10:00)週刊朝日
 大ヒット・ミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』で、秀でた演技力と歌の才能を証明し、見事アカデミー主演女優賞に輝いたエマ・ストーン。最新作はギリシャ映画界の新鋭監督ヨルゴス・ランティモスの『女王陛下のお気に入り』だ。

【『女王陛下のお気に入り』の場面写真はこちら】

 18世紀初頭の英国を治めたアン女王の寵愛の獲得をめぐり、従姉である2人の女性のライバル争いを描く。史実に基づく権力争いと、当時の英国の政治の真髄に深く食い込むテーマ、英国では舞台劇として取り上げられてきた。この実にシリアスなテーマを、ランティモス監督はコメディに仕上げ大反響を巻き起こし、本作は本年度アカデミー賞の大本命とされている。この映画でエマが演じるのは、アン女王の幼なじみで事実上英国を治めていたサラ・チャーチル(チャーチル家初代の妻)の従妹のアビゲル・ヒル。父の散財により貧困に窮し、サラのコネで宮廷入りする。映画はアビゲルが周囲を欺き、狡猾にも下女から女王の一番のお気に入りになるまでを描く陰謀ドラマだ。

――3人の女性主人公の関係がテーマの映画は非常に珍しいですが、初めて脚本を読んだときの感想は?

「読み始めた瞬間、この映画に関わりたい!と熱望した。美しく書かれた脚本で、初めて読んだとき最初の30ページで、アン女王、サラなど全ての女性キャラターにすっかり魅了された。どのキャラクターも様々な面をもった複雑な人格の持ち主ばかりなの。一方、私の演じるアビゲルは愚かで、無鉄砲で……。読み進んでいくうちに彼女のいろんな面が紐解かれそれは興奮した。こんな役が回って来るなんてめったにない機会だし、やるしかないと思ったの」

――アン女王役のオリビア・コールマン、サラ役のレイチェル・ワイズ、そしてあなた。ほとんどメイクなしで演じていますね。対し男性共演者の化粧はけばけばしいばかりですが。

「ヨルゴス監督はどの映画でも、女性のメイクが嫌いなようなの。スタイル的な選択なの。逆に本作では男性に厚化粧を施し、それが可笑しいと思っているみたい。ヒールにルージュに鬘、メイクがいかにバカらしいかということなんだと思う。それを男性にほどこすことで、更にバカらしくなるのよ」

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