田原総一朗「米朝、米中会談は成功? トランプ弾劾を恐れるのは民主党」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

田原総一朗「米朝、米中会談は成功? トランプ弾劾を恐れるのは民主党」

連載「ギロン堂」

このエントリーをはてなブックマークに追加
田原総一朗週刊朝日#田原総一朗
田原総一朗(たはら・そういちろう)/1934年生まれ。ジャーナリスト。東京12チャンネルを経て77年にフリーに。司会を務める「朝まで生テレビ!」は放送30年を超えた。『トランプ大統領で「戦後」は終わる』(角川新書)など著書多数

田原総一朗(たはら・そういちろう)/1934年生まれ。ジャーナリスト。東京12チャンネルを経て77年にフリーに。司会を務める「朝まで生テレビ!」は放送30年を超えた。『トランプ大統領で「戦後」は終わる』(角川新書)など著書多数

イラスト/ウノ・カマキリ

イラスト/ウノ・カマキリ

 だが、「激論!クロスファイア」に出演したアメリカ事情に詳しい中林美恵子氏と渡部恒雄氏は、何と民主党には弾劾に反対する意見が多いと語った。何とも意外だった。なぜ、民主党はトランプ弾劾に反対なのか。トランプを弾劾すると、副大統領のペンスが大統領になる。民主党にとってはペンスのほうがはるかに怖い。ペンスには勝てる見込みがないというのである。なるほど、と改めて合点した。そして、トランプ大統領は、苦境を乗り切るためにであろうが、絶対に難しいと思われていた、二つの首脳会談を2月にやると宣言した。

 米朝、そして米中首脳会談である。米中は、ペンス副大統領の強硬な演説によって、米中新冷戦と称されるようになった。経済衝突を超えて軍事力を含む覇権争いだというのだ。

 そんな米中が2月中に首脳会談を行うというのだ。しかも、中国は「成功に満ちたディールをまとめられる」と述べている。中林、渡部両氏は、中国はトランプ大統領に花を持たせるために全力を挙げるだろうと、強い語調で言った。中国は10年、20年計画だが、トランプ氏は、来年の再選に全てをかけている。だから乗せやすい。そして、トランプ氏が安易に乗ると危ない、と念を押すように言った。米朝首脳会談は、2月27、28の両日、ベトナムで行われることになったが、中林、渡部両氏は、非核化では具体的な成果は難しいと危惧している。

週刊朝日  2019年2月22日号


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

田原総一朗

田原総一朗(たはら・そういちろう)/1934年、滋賀県生まれ。60年、早稲田大学卒業後、岩波映画製作所に入社。64年、東京12チャンネル(現テレビ東京)に開局とともに入社。77年にフリーに。テレビ朝日系『朝まで生テレビ!』『サンデープロジェクト』でテレビジャーナリズムの新しい地平を拓く。98年、戦後の放送ジャーナリスト1人を選ぶ城戸又一賞を受賞。早稲田大学特命教授を歴任する(2017年3月まで)。 現在、「大隈塾」塾頭を務める。『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系)、『激論!クロスファイア』(BS朝日)の司会をはじめ、テレビ・ラジオの出演多数

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい