受験生の母も注目 “インフルエンザ新薬”の実力は? (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

受験生の母も注目 “インフルエンザ新薬”の実力は?

このエントリーをはてなブックマークに追加
緒方麦,浅井秀樹,岩下明日香,今中洋介週刊朝日#インフルエンザ#ヘルス
インフルエンザ大流行で人込みではマスク姿が目立った (c)朝日新聞社

インフルエンザ大流行で人込みではマスク姿が目立った (c)朝日新聞社

「まだ使用期間が1年に満たず、副作用や耐性ウイルスについては検討中。日本小児科学会でも推奨していません」(大川さん)

 神戸大学大学院医学研究科・感染治療学分野教授の岩田健太郎医師も慎重だ。

「ゾフルーザは、タミフルと治療効果が今のところ変わりませんから、“特効薬”ではありません。小児についてはタミフルと引き分けかどうかのデータすらありません」(岩田さん)

 大人でも基礎疾患がある人や抗うつ薬を服用している人などは、まだ安全性を示すデータがないため、岩田さんはすすめていない。

「一般論として、『新薬は2年寝かせろ』と言われます。新しい薬だから良いというのは誤解で、数十年使用されている古い薬のほうが、安全性に対する情報の蓄積があるのです」(同)

 結局、医師らが口をそろえるのは予防接種が最大の防御だということ。しかし、今からでも間に合うのだろうか?

「ワクチンは効くまでに2週間かかります。2月、3月まで流行は続く可能性があるので、まだ手遅れではありません」(同)

 来シーズンは、早めに手を打っておきたい。(本誌・緒方麦、浅井秀樹、岩下明日香/今中洋介)

週刊朝日  2019年2月8日号


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

関連記事関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
あわせて読みたい あわせて読みたい