北原みのり「韓国の“反日感情問題”」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

北原みのり「韓国の“反日感情問題”」

連載「ニッポン スッポンポンNEO」

このエントリーをはてなブックマークに追加
北原みのり週刊朝日#北原みのり
北原みのり(きたはら・みのり)/1970年生まれ。作家、女性のためのセックスグッズショップ「ラブピースクラブ」代表

北原みのり(きたはら・みのり)/1970年生まれ。作家、女性のためのセックスグッズショップ「ラブピースクラブ」代表

イラスト/田房永子

イラスト/田房永子

 私にとって安倍さんのイメージは長らく「反フェミ」な人だった。“行き過ぎた男女平等”とフェミニズム批判を強烈に繰り広げた2000年代のバックラッシュの先頭に安倍さんはいた。

“行き過ぎた”と主張することで、“ちょうどいい男女平等”があるような錯覚を促し、“行き過ぎた”先には、まるで恐ろしい社会が待っているかのように危機を煽るような反フェミキャンペーンだった。

 日本のフェミニズムは00年代のバックラッシュに相当の打撃を受けた。私ですら、講演に呼ばれれば、館長に発言内容を厳しくチェックされたり、殺害予告などというのも普通にあった。フェミニズムバッシングは、言論封殺という形でやってくることを、00年代に身に染みて味わった。

 危機感を煽り緊張を強いる。それは自由に発言できない空気を作ることだ。私は自由だ。私は私の権利を求める。私は私の語りをやめない。私は私の見ているものを信じる。そういうことが言えなくなるのが、「戦争」状態なのだと思う。今の日本が、やっぱりそういう方向に行こうとしているのだと思う。冷静になれ。

週刊朝日  2019年1月25日号


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

北原みのり

北原みのり(きたはら・みのり)/1970年生まれ。作家、女性のためのセックスグッズショップ「ラブピースクラブ」代表

関連記事関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
あわせて読みたい あわせて読みたい