(c)META FILM LONDON LIMITED 2017
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「天才作家の妻─40年目の真実─」(監督ビョルン・ルンゲ)が26日から全国公開される。過去に助演女優賞を含む6度のアカデミー賞ノミネートの実績を誇る大女優グレン・クローズの繊細にして凄みのある演技には、今度こそ主演女優賞受賞の期待が高まっている。前哨戦のゴールデングローブ賞は見事受賞。

【「天才作家の妻─40年目の真実─」の場面写真はこちら】

■夫が文学賞を手にしたとき、妻は…

 現代文学の巨匠ジョゼフ(ジョナサン・プライス)と妻ジョーン(グレン・クローズ)のもとに、ノーベル文学賞受賞の吉報が届く。二人は息子を伴って授賞式が行われるストックホルムを訪れるが、ジョゼフの経歴に疑惑を持つ記者のナサニエル(クリスチャン・スレーター)から、夫婦のある秘密について問われ、ジョーンは動揺する。実は若い頃から文才に恵まれたジョーンだったが、あるきっかけで、夫の影として、世界的な成功を支えてきたのだった。

 ずっと心の奥に押しとどめてきた夫への不満や怒りが、彼女の中で沸き起こってくる。そして長年共に歩んできた夫婦に亀裂が起こり始める。そして授賞式当日、ジョーンがとった行動とは……。

 本作に対する映画評論家らの意見は?(★4つで満点)

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