一方の広島。プロテクトのリストを見た瞬間、松田元(はじめ)オーナーが「長野が外れとるぞ」と叫んだという。育成がウリのチームが長野を獲るとは意外だったが。

「カープは当初、左でリリーフができる若手投手を狙ってました。大竹寛投手のFA移籍に伴う人的補償で巨人から広島に移った一岡竜司投手の成功例があるので。そしたら想定外の大物がプロテクトから外れていた。カープの外野は若い選手が多いので、引退した新井(貴浩)さんに代わる存在になってほしいと期待したわけです」(担当記者)

「長野はイケメンなので、カープ女子を意識した部分もあるとか。実際、カープ“おばさん”たちはもう『長野を見に行く』と盛り上がっているようで、早速効果が出てます(笑)」(前出スポーツ紙デスク)

 カープとしては願ったり叶ったりだ。(渡辺勘郎)

週刊朝日  2019年1月25日号