社会人1年目でラグビー日本代表に選ばれた姫野和樹(24)。そのデビュー戦で鮮やかなトライを決めてから1年余り。ボールをゴールへ運ぶ見事な技術と闘志に加え、日本人離れした体格と爽やかなルックスで一躍注目を集めている。
姫野は「社会人になるとき四つの目標を立てた」と言う。「所属するトヨタ自動車のトップリーグ優勝、同リーグ新人賞獲得、国際プロチームのサンウルブズへの選出、日本代表」。うち3つを1年で叶え、チームも優勝こそ叶わなかったが日本選手権へ進出した。まさに“有言実行”。
9月からのW杯日本大会には大きな意味がある、と姫野。
「代表としてしっかりプレーして、結果を出すことによって、一人でも多くの方にラグビーの素晴らしさを感じてもらいたい。僕らは、仲間のため、日本のために、体を張って、『最高の舞台で、最高の笑顔を』約束します。その姿を、見に来てください」
(本誌・伏見美雪)
※週刊朝日 2019年1月18日号