新年から話題を集めたZOZO前澤友作社長。写真は昨年のLINEの「話題の人」授賞式(c)朝日新聞社
新年から話題を集めたZOZO前澤友作社長。写真は昨年のLINEの「話題の人」授賞式(c)朝日新聞社

 ZOZOの前澤友作社長が、新年早々、世間を賑やかしてくれた。今回は「総額1億円お年玉」キャンペーン。1月7日23時59分までに前澤社長のツイッターの告知をリツイート(再投稿)した人の中から100人に、前澤社長がポケットマネーで現金100万円をプレゼントするというもの。8日に100人が選ばれ、既に当選者への通知は終えたという。

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 テレビやネットでは「金のバラマキ」「品がない」「その前に社員の給料を上げて」「税金対策では」などと賛否両論あったものの、大きな話題になった。締め切り時点で約550万回リツイートされ、世界記録を樹立し、50万ほどだったフォロワー数も、数日で550万を超えた。

 前澤社長は批判の声に対し、「誰も損してないし、楽しいし夢があるから盛り上がったんだと思うけど」とどこ吹く風。また、「みんなのおかげで儲かったんだから、ガンガン使って社会に還元して、稼いでも稼いでも貯金のたまらない金持ち貧乏で僕はありたい」と、今回のキャンペーンのようなことこそ「お金持ちの役割」という持論を展開していた。

 単に目立ちたかったのか、フォロワー数を増やしたかったのか、ZOZOのPRを狙ったのか……。キャンペーンの意図をたずねるべく、ZOZOに問い合わせてみたが、同社の担当者は「これはあくまで前澤個人として行ったものであり、どんな方を100万円当選者に選んだのかとかはわかりません」と会社としての関わりは否定した。

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前澤社長の真意について専門家は?