『君の名は。』で名を上げたRADWIMPSの強力新譜! (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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『君の名は。』で名を上げたRADWIMPSの強力新譜!

連載「知新音故」

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小倉エージ週刊朝日# 知新音故#小倉エージ

RADWIMPSを率いる野田洋次郎(中)と、ギターの桑原彰(右)、ベースの武田祐介。ドラムスの山口智史は病気のため活動を休止している

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RADWIMPS『ANTI ANTI GENERATION』の初回限定盤(EMI/ユニバーサル UPCH―29313)には、ツアーの模様やインタビューを収録したDVDがつく

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昨年の横浜アリーナ公演を収録した映像作品『Road to Catharsis Tour 2018』

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“『君の名は。』の大ヒットが起こるとすかさず出てくるゲスなやつ”という一節からも明らかなように、野田自身の身の上に降りかかった体験をふまえての歌詞だろう。

“息子さん、苦節10年 成功してよかったですね”と親を直撃した記者に“ポッと出で出てきたわけじゃねぇ こちとらメジャーで10余年 こんな変わり者の俺の音楽を待ってくれてるファンたちと 絆を一つずつ作り上げ 毎度アリーナツアーやってんだ、バカが”とずいぶん威勢がいい。その結末は聴いてのお楽しみ。トラップ・スタイルを採り入れたバック・トラックにも注目される。

 野田が歌う通り、RADWIMPSの歴史は短くはない。結成は2001年。03年にインディーズ・デビューし、05年に2作目を発表。翌年の3作目『RADWIMPS 3 ~無人島に持っていき忘れた一枚~』がメジャーから発売された。以後、『RADWIMPS 4 ~おかずのごはん~』(06年)、『絶体絶命』(11年)、『×と○と罪と』(13年)といったアルバムや、「オーダーメイド」「DADA」などのヒット曲を生んできた。

 ヴォーカル、ギターの野田が作詞、作曲を手がける。求愛の心情を様々に表現する一方で、ユニークな曲名などが物語る通り、ユーモアやウィット、風刺や皮肉の利いた歌詞も特徴だ。最近ではヒップ・ホップとロックの融合を試みるなど、幅広い音楽展開も見せてきた。

 とはいえ、お茶の間でも知られるようになったきっかけは、大ヒットしたアニメ映画『君の名は。』の音楽を手がけたことだ。「前前前世」はじめ4曲の主題歌がビッグ・ブレイク。それ以前には地上波でのテレビ出演など皆無だったので、「PAPARAZZI~」の記者氏はバンドの足跡をご存じなかったわけだ。

 さて、本作では3曲のコラボ曲も話題を呼んでいる。ONE OK ROCKのTakaと共演した「IKIJIBIKI feat.Taka」は、スピーディーでストレートなロック・ナンバー。どうやらセックスにおける男女の駆け引きを歌っているらしいが、真意のほどは不明。


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