近畿大の提唱した「早慶近」 既存のグルーピングを大きく飛び出した理由 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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近畿大の提唱した「早慶近」 既存のグルーピングを大きく飛び出した理由

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庄村敦子,吉崎洋夫週刊朝日#大学入試
近畿大の2017年正月の新聞広告

近畿大の2017年正月の新聞広告

従来の大学カテゴリー (週刊朝日 2019年1月4-11日合併号より)

従来の大学カテゴリー (週刊朝日 2019年1月4-11日合併号より)

「早慶」「MARCH」「関関同立」といった聞き慣れた、主に偏差値による大学のグループ分けに変化が起きている。その中でも近畿大が提唱した「早慶近」のグルーピングがひときわ話題を呼んでいる。

【従来のグループ分けはこうだった】

2017年正月の新聞広告で度肝を抜き、いまだに語り継がれているのは、近畿大が“提唱”した「早慶近」だ。

 仕掛け人でもある世耕石弘・近畿大総務部長によると、当時の「THE世界大学ランキング」で、601~800位の評価を受けた私立総合大学は、早稲田大、慶應大、そして近畿大だった。近畿大によると、広告掲載後、「100年早い」「ふざけるな」と罵倒する声も寄せられたそうだが、世耕総務部長は「批判は織り込み済みでした。古くさい大学のくくりを見直しませんか、というメッセージでした」と、その広告戦略を説明する。

「産近甲龍」のグルーピングが誕生したころ、近畿大幹部は「歴史のある龍谷大や、甲南大などと同等に評価され、うれしかった」と感想を漏らしたという。その後、志願者も増え、知名度も上がった。世耕総務部長は、ある予備校に出かけ「関関同立に入れてもらえないでしょうか」とお願いしてみた。すると「産近甲龍のネーミングはどうするんですか」と真顔で返された。世耕総務部長は既存のグループ分けとの決別を誓ったという。

 賛否入り交じる反響だったが、慶應大卒と名乗る人物の書き込みは、近畿大関係者を勇気づける。


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