免疫細胞が脳の維持や修復に 認知症における「最新免疫療法」とは (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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免疫細胞が脳の維持や修復に 認知症における「最新免疫療法」とは

連載「「健脳」養生法――死ぬまでボケない」

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帯津良一週刊朝日#ヘルス#帯津良一

帯津良一(おびつ・りょういち)/1936年生まれ。東京大学医学部卒。帯津三敬病院名誉院長。西洋医学だけでなく、さまざまな療法でがんに立ち向かい、人間をまるごととらえるホリスティック医学を提唱。「死を生きる」(朝日新聞出版)など多数の著書がある

帯津良一(おびつ・りょういち)/1936年生まれ。東京大学医学部卒。帯津三敬病院名誉院長。西洋医学だけでなく、さまざまな療法でがんに立ち向かい、人間をまるごととらえるホリスティック医学を提唱。「死を生きる」(朝日新聞出版)など多数の著書がある

※写真はイメージ (c)朝日新聞社

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 さらにはこうも言っています。

「免疫系は生化学的なバランスを取り戻すことを通じて、放っておけば長期的な精神機能障害につながりかねないストレスに脳がうまく対処できるよう手助けもしている」

 つまり免疫細胞は脳に対して維持や修復の働きをしているというのです。具体的には次のような仕組みで機能します。

「(脳機能の)損傷に続く修復プロセスの各段階に決まったタイプの免疫細胞がかかわっており、それらのスイッチが順番どおりタイミングよく入ったり切れたりしてそれぞれの仕事をやり遂げている」

 私は人間をまるごととらえるホリスティック医学の立場から、がんに対する免疫療法に可能性を見いだしています。人間が本来持つ自然治癒力や免疫力といったもので、がん克服していくのが本道だと思うのです。現在、がん治療の三本柱といわれている手術、化学療法、放射線療法は戦術的には必要ですが、あくまで次善の策です。

 この本で脳に対する免疫力の可能性を知りました。人間が本来持つ免疫力で認知症を克服していくことができるというのは、本当に素晴らしいことです。さあ、改めて、自身の免疫力を高める取り組みをしていきましょう。

週刊朝日  2019年1月4‐11日合併号より抜粋


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帯津良一

帯津良一(おびつ・りょういち)/1936年生まれ。東京大学医学部卒。帯津三敬病院名誉院長。西洋医学だけでなく、さまざまな療法でがんに立ち向かい、人間をまるごととらえるホリスティック医学を提唱。「貝原益軒 養生訓 最後まで生きる極意」(朝日新聞出版)など多数の著書がある

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