2018年は良くも悪くも“当たり年” スポーツ界33人を総ざらい

週刊朝日

2018年は良くも悪くも“当たり年” スポーツ界33人を総ざらい

平昌冬季五輪カーリング女子で銅メダルを獲得したLS北見の選手たち (c)朝日新聞社
 2018年はスポーツの当たり年だった。時計の針を2月に戻してみよう。

【2018年に注目されたスポーツ界の人々の一覧はこちら】

 1点リードの第10エンド。藤澤五月の一投がはずれる。もうダメか──。

 カーリング女子のメンバー5人はもちろん、日本の多くのファンが、英国の最後の一投を見守った。2点取られたら負けだ。だがここで、英国がまさかの失投。歓喜と落胆が交じる大きなどよめきが響いた。

 日本の銅メダルが確定した瞬間だ。日本勢のカーリングでのメダルは男女を通じて初めてだった。LS北見の5人は国民的な人気者になり、「そだねー」「もぐもぐタイム」といった流行語も生まれた。

 平昌五輪は「盛り上がりそうにない」という前評判をはね返し、お茶の間でも注目された。フィギュアスケートでは、羽生結弦が五輪2連覇、初出場の宇野昌磨も銀。女子はスピードスケートでメダルを量産した。小平奈緒、高木菜那・美帆の姉妹が個人で計5メダル。団体追い抜きで金。ノルディックスキー・ジャンプ女子でも高梨沙羅が念願の初メダルを獲得した。

 6~7月のサッカーW杯ロシア大会。こちらも前評判を覆し、日本代表は1次リーグを突破した。決勝トーナメントのベルギー戦でも2点を先行。逆転負けを喫したものの、世界に一目置かれる戦いぶりだった。「大迫、半端ないって」が流行語になった大迫勇也ら次世代のヒーローも誕生した。

 今年の夏は例年以上に“熱かった”。甲子園100回記念大会。総入場者数は史上最多の101万5千人を記録した。

「東北初の優勝旗を取りたい。公立高校、農業高校の代表として、勇気づけられるような戦いをしたい」

 秋田・金足農のエース吉田輝星は勝つたびにそう語った。逆転3点本塁打やサヨナラ2点スクイズなどで「金農旋風」を巻き起こし、決勝へ。頂点に立ったのは大阪桐蔭。史上初となる2度目の春夏連覇で、このチームからは4人がドラフト指名を受けた。

 プロとして世界の大舞台で輝いた選手も。

 野球では、米大リーグで大谷翔平(エンゼルス)が「二刀流」のすごみを見せつけた。登板10試合で4勝、打撃では22本塁打を放ち、アメリカン・リーグの新人王となった。テニスでは、大坂なおみが4大大会で日本選手初のシングルス優勝。天真爛漫(てんしんらんまん)なキャラクターで、多くの人に愛された。

 ほかにも、マラソンの大迫傑や設楽悠太、水泳の池江璃花子らが日本記録を相次いで更新。東京五輪に向けて期待が高まる選手がたくさん現れた。

 輝かしさの半面、スポーツの負の面もクローズアップされた。

 大相撲は大荒れ。とくに耳目を集めたのは元貴乃花親方だ。日本相撲協会との対立が深まり、10月に退職。12月には、弟子だった貴ノ岩が、付け人に暴行した問題で引退を届け出た。

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