抗酸化作用のあるフードが予防に効果的とも言われる。しかし、は慣れ親しんだフードでないと食べないこともある。無理強いするとストレスになり、行動の問題が悪化することもあるので注意だ。

「猫と付き合うキーワードは『無理強いをしない』『押しつけない』。猫という動物を理解した上で、上手に老いと付き合うことが大切です」

 日本獣医動物行動研究会の獣医行動診療科認定医と、研究会会員で行動療法を行っている動物病院は、同会ウェブサイトに掲載されている。(ライター、愛玩動物飼養管理士・中村千晶)

■猫の認知症“予備軍”チェックシート
□ 7歳以上だ
□ 夜中にひどく鳴くようになった
□ 部屋の中を目的なく、歩き回るようになった
□ トイレの場所がわからなくなった
□ 今までしなかった場所で粗相をするようになった
□ 日中、寝てばかりいて、夜中に起きている
□ 眠りが浅くなり目覚めやすくなった
□ 今までになくベッタリとくっついてくるようになった
□ ごはんを食べてもすぐに欲しがる
□ 体の一部を、繰り返し、しつこく舐めるようになった
(監修/獣医師・獣医行動診療科認定医・藤井仁美さん)

週刊朝日  2018年12月28日号