こんな行動変化に要注意! 猫の認知症“予備軍”をチェック (2/4) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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こんな行動変化に要注意! 猫の認知症“予備軍”をチェック

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※写真はイメージ

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猫の認知症“予備軍”チェックシート (週刊朝日 2018年12月28日号より)

猫の認知症“予備軍”チェックシート (週刊朝日 2018年12月28日号より)

 また、トイレの失敗の原因は、腎臓や膀胱の病気の可能性もある。それらは「尿検査」や「血液検査」「画像診断」などで明らかになる。さらに、7歳以上の猫には、甲状腺ホルモンに関連した測定も必須だと藤井さんは言う。

「甲状腺ホルモンが過剰に分泌される『甲状腺機能亢進症』も、猫の行動変化に大きく影響します。『ごはんをよく食べるのに痩せてきた』『年を取って活動的になった』などの特徴があります」

 また、「血液検査」では腎臓、肝臓など内臓系の疾患や貧血などの有無も調べてもらったほうがいい。

 検査で病気が疑われない場合、藤井さんが勤務する病院の行動診療科では猫の生活パターン、経歴、病歴などを問診し、猫の問題行動がどのような気持ちから起こるのか探っていく。病気が見つかって治療中でも、猫のストレスを軽減することが必要であれば行動診療を行う。

 高齢猫と暮らすには、まず飼い主さんが「老いを受け入れる」ことが第一、と藤井さんは言う。

「人間も同じですが、高齢猫の認知機能の低下は『治る(元に戻る)ことはない』ものです。それを理解し、踏まえた上で、猫と飼い主が生活の質をキープしていくにはどうしたらいいかをカウンセリングします」

 例えば夜鳴きに対してはパターンによって対処が変わる。体を触ってあげるといいケースもあれば、30分ほどで鳴きやむパターンであれば放っておいたほうがいいケースもある。部屋を暗くするほうが安心するのか、明るいほうが落ち着くのか、など一つひとつ試していく。

 トイレの失敗に対しては、1階にあるトイレに加えて2階の猫の寝場所の近くにも追加したり、ドアに猫専用扉をつけたりしてトイレに行きやすくしたことで状況が改善したケースもあるという。

 状況が切羽詰まっているときは、フェロモン製剤や薬を与えることもある。藤井さんがまずおすすめするのがフェロモン製剤「フェリウェイ(R)」。スプレーとコンセントにさして使うタイプがある。


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