で、ここから、放送後の、とろサーモン久保田とスーパーマラドーナ武智のあの問題である。SNSにアップしてしまうことは当然ダメなことである。お酒とSNS。こんなに組み合わせが悪いものはない。酔った勢いでSNSをして失敗した人を何人も見てきたが、今回はまさにそのお手本。あそこでディスられた人もそうだが、結果、あの大会にマイナスな傷を残すことになってしまうから。

 ただ、あのあと、ネットメディアでは一斉にたたいている気配。このままだとテレビの出演も難しくなるのでは? なんて意見も多数あるが、これこそ最終的にテレビショーで終わらせてほしいと思う。十分な反省をした上で、いつか、久保田と武智が、上沼恵美子さんに対面する日を、テレビのショーとして届けてほしい。そのときの進行は、ぜひジャルジャルにお願いしたい。「なんで俺らが進行するんですか」と言いながら、そこも巻き込んでのテレビショー。テレビで起きたことはテレビで。笑いの現場で起きたことは笑いで解決してほしい。上沼さんもスターだ。そのくらい男前なはずだ。

週刊朝日  2018年12月21日号

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鈴木おさむ

鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。

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