流行語大賞「そだねー」をズバリ的中させた本誌 「平成最後の○○」がノミネートされなかった理由  

太田サトル週刊朝日
 12月3日、「ユーキャン新語・流行語大賞2018」が発表された。

 ノミネートされた30語の中から、平昌オリンピック銅メダルの快挙とともに日本中を沸かせた、カーリング女子日本代表チームが試合中に作戦を話し合う際に何度も口にした、「そだねー」が年間大賞に輝いた。

 他に「eスポーツ」「(大迫)半端ないって」「おっさんずラブ」「ご飯論法」「災害級の暑さ」「スーパーボランティア」「奈良判定」「ボーっと生きてんじゃねーよ!」「#MeToo」がトップテンに選出された。

 雑誌『週刊朝日』は、“本家”の発表に先がけ、11月2日号で「週刊朝日が選ぶ2018年流行語ベスト30」という企画を掲載した。この記事でも「そだねー」を大賞に選び、トップテンのうち6つが一致するという好結果だった。

 週刊朝日版・流行語大賞の企画に参加したコラムニストの石原壮一郎さんは、「そだねー」の年間大賞受賞に、

「『ボーっと生きてんじゃねーよ!』が猛追してきて。なんでもすぐに消費される時代ですから年の前半の言葉は不利な面もあるので少しビクビクしていました(笑)。猛追を振り切り『そだねー』がそのままトップでゴールインといった印象で、非常にうれしいですね」

 と喜びの声を寄せた。

 石原さんは「そだねー」が選ばれた理由を、こう分析する。

「チコちゃんのように叱られたい願望も皆さん持っているとは思うのですが、『そだねー』と、みんなで共感しながらいろんなものを広い心で包み込んでいく、そんな寛容性を今の我々は大事にしていかないといけない。人の揚げ足をとったりバッシングしたり、マウンティングしたりと、嫌な競争原理がはたらく出来事が今年も多かったですが、そんな時代だからこそ、それらと対極にあるような『そだねー』と、いったん受け入れ同じ立場に立ちながら相手を理解する、そういう姿勢を日本中が教えてもらった言葉だったからではないでしょうか」  

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「平成最後の〇〇」は

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