ロック史上最高のギタリスト“ジミヘン”の最高傑作の神髄を再確認!

連載「知新音故」

小倉エージ週刊朝日#小倉エージ#知新音故

「ストラトの魔術師」と言われたジミ・ヘンドリッ... (16:00)週刊朝日

「ストラトの魔術師」と言われたジミ・ヘンドリッ... (16:00)週刊朝日
 前回の本欄で採り上げた『ザ・ビートルズ“ホワイト・アルバム”』<50周年記念エディション>と同様に、発売半世紀を機に新装されたザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスの『エレクトリック・レディランド 50周年記念盤』を紹介したい。

【アルバム・カヴァーには、ジミが希望した写真が…】

“ホワイト・アルバム”の約1カ月前にあたる1968年10月に発表された2枚組。ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスとしては3作目、ジミ・ヘンドリックス存命時に発表された最後のスタジオ・アルバムだ。全米1位、全英6位を記録した。

 ジミがアニマルズのベーシストだったチャス・チャンドラーに見いだされて渡英したのは66年。オーディションをして、ベースにギタリストだったノエル・レディングを、ドラムスにミッチ・ミッチェルを起用してエクスペリエンスを結成した。

 同年12月のデビュー・シングル「ヘイ・ジョー」が全英6位となり、無名の存在から一躍脚光を浴びた。翌年3月、ギター・エフェクトを起用した画期的な「紫のけむり」を発表すると、全英3位まで上昇し、人気と評価を決定づけた。

 ライヴ会場にはザ・ビートルズ、ザ・ローリング・ストーンズの面々が顔を見せた。エリック・クラプトン、ジェフ・ベックらはジミの斬新なギター・サウンドや即興的な演奏技術を絶賛し、ジミの評価を高めた。

 67年5月、3枚目のシングル「風の中のメアリー」と共に発表したデビュー・アルバム『アー・ユー・エクスペリエンスト?』は、ザ・ビートルズの名盤『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』に阻まれて全英1位にはならなかったものの2位にランクされ、その存在感を示した。

『アー・ユー~』は、ギターのフィードバック効果を生かした「フォクシー・レディ」のほか、ジミの音楽性の基盤の一つであるブルースを基調にした「レッド・ハウス」などが収められ、ジミの音楽スタイルを明確に示していた。発表の翌6月にはモンタレーのポップ・フェスティヴァルに出演し、センセーションを巻き起こす。

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