昨年9月に執り行われた婚約内定の記者会見で、お互いを「太陽と月」にたとえた眞子さまと小室さん。小室さんは週末に秋篠宮邸を訪ね、眞子さまとの時間を過ごしていた。12月10日には、二人は神奈川・葉山の海の見えるレストランでデート。3月4日の納采の儀に向けてすべては順風満帆のはずだった。

 しかし12月半ばに女性誌が金銭トラブルを報じたことを皮切りに、年明けから各誌が続報を掲載。秋篠宮ご夫妻は、小室さん親子と宮邸で会い、数度にわたり説明を求めた。

 だが、佳代さんも小室さんも、「相手とは話し合いが済んでいます。解決済みです」と、繰り返すばかり。2月、宮内庁は納采の儀の延期を発表。そんななか7月に小室さんの米国留学が発表され、8月に旅立った。

 その間、小室さんから2、3カ月に一度の頻度で、報道の一部について「これは事実と違う」という説明はあった。しかし「潔白」の証明に、小室さんが何か行動を起こすわけではない。

 秋篠宮家の知人は、こういらだちを隠さない。

「両殿下と小室さんの会話は、まったく噛み合っていません。両殿下は、小室さん側を必要以上に傷つけないよう言葉を選び、強く追及なさらない。ですが、小室さん側は、両殿下の配慮をこれ幸いに、のらりくらりとかわし続けてきた、という印象です」

 その一方で小室さんは、眞子さまに、自身の「潔白」をささやき続けてきた。留学に旅立つ前、小室さんは眞子さまとこんな会話をしたという。

「今日も街頭で知らない人に『頑張ってください』と声をかけられたよ。周囲の反対に負けないで結婚しようね」

「うん、そうね」

 小室さんの言葉に、素直に応じる眞子さま。頻繁に連絡を取り「気持ちを確かめ合っていた」(宮内庁関係者)が、この時期も眞子さまは身体の不調に苦しんでいたはずだ。小室さんへの愛情と次々に報道される新たな顔への驚き。二つの感情の板挟みとなった眞子さまの、混乱はどれほどのものだっただろう。

 秋篠宮ご夫妻が小室さんとの交際で最も懸念していたのが、「眞子さまが利用されること」である。

 小室さんは、眞子さまを連れ出し、いろいろな知人に紹介してきた。仕事に関係する人物が、知人まで呼び出し、眞子さまを食事に同席させたことすらあった。人を疑わない眞子さまは、小室さんに「来て」と言われれば、素直に呼び出しに応じてしまうのだろう。

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