さて「ダンロップフェニックストーナメント」(11月15~18日、宮崎・フェニックスCC)です。締め切りの関係で結果は来週号になります。フェニックスももう45回目になるんですってね。今回も3連覇を狙う世界ランキング1位のブルックス・ケプカ(28)が来日してますけど、90年代のフェニックスって、いま以上にホットな選手が集まってきてました。まああのころは日本ツアーの賞金額も世界から注目されるぐらい高かったですからね。一流の外国人プロゴルファーたちが「俺も日本でプレーしたい」って言う時代でしたから。

 スター選手がたくさん来てくれたって意味では、僕らの中でナンバーワンのフィールドでしたよ。フェニックスで活躍したいってのが、すごくありました。ジャンボ(尾崎将司)さんが3連覇したときなんかは目の前で見て、「すごいなあ」と。

 僕自身は最高が3位で、まあまあトップ10に入ってるんです。最初のほうはダメだったんですけど、後半は出ればトップ10という状態になって。大好きなコースの一つだったんですけど、こないだ回ったら、「狭っ」と思いました。自分のポテンシャルが落ちてるのを実感しちゃいました。

週刊朝日  2018年11月30日号

著者プロフィールを見る
丸山茂樹

丸山茂樹

丸山茂樹(まるやま・しげき)/1969年9月12日、千葉県市川市生まれ。日本ツアー通算10賞。2000年から米ツアーに本格参戦し、3勝。02年に伊澤利光プロとのコンビでEMCゴルフワールドカップを制した。リオ五輪に続き東京五輪でもゴルフ日本代表監督を務めた。セガサミーホールディングス所属。

丸山茂樹の記事一覧はこちら