この15年でNEWSのメンバー一人ひとりの存在感はどんどん大きくなり、4人集まったときには、その何倍ものパワーを発揮できるようになったと思います。NEWSというフィールドは、デビュー時と比べ大きく広がりました。

 NEWSの強みは音楽だと思っています。とても丁寧に、大切に、いいものを作ってきたという自負がありますし、それを愛してくれるファンの方々がいるということも誇りです。

 僕は先々の目標を立てるタイプではないのですが、2017年に「NEVERLAND」、18年に「EPCOTIA」と、頭文字が「N」「E」というコンサートをやったので、今後、「W」「S」のコンサートをするのが今の目標です。もちろん、「W」や「S」から見に来てくれた方にも、楽しめるコンサートにしますし、「NEWS」が完結するとき、何か意味のあるパフォーマンスができたらいいなと考えています。

【15年でまっすーはここが変わった】
「メンバーに対する壁がなくなった。昔はメンバーと積極的にコミュニケーションを取るタイプではなかったけど、今は、衣装を作ってくれたり、デザインしてくれたりするので、コミュニケーションを取る場面が増えてきました。『小山の衣装はこうしたいと思うんだけど』とか、メンバーの意見を尊重しつつ動いてくれます」(小山)

「洋服についての知識やセンスがあり、グループの衣装も作ってくれています。彼の才能や洋服への思いが、ジャニーズのファンだけでなく、もっと一般の人にまで伝わっていけばいいと思います。一つの道を追求する姿勢はずっと変わってないです」(手越)

「自分が追求したい道、やりたいことを変わらず追いかけている。だからこそ、ブレずに自分の道を進んでいるように見えます。4人のなかで一番変わらない」(加藤)

■手越祐也 大嫌いだったNEWSが、大好きに

 デビュー前年、日韓W杯があってサッカーが盛り上がっていたんですよ。僕はもともとサッカー選手になりたかったので、今の自分の姿は全く想像つかなかったですね。今年31歳なので、人生の半分をNEWSとして過ごしたことになります。その間、芸能界でないとできない経験をさせてもらって、とても感謝しています。楽しいことも苦しいこともあったけど、全体的に見れば楽しい15年でしたね。

 デビュー当時はジャニーズに入ったばかりで、いろんなことが目まぐるしく変わりすぎて余裕がなく、キャラも個性も出せずに閉じこもっていました。NEWSにはジャニーズJr.時代の先輩もいたので、メンバーにも敬語でした。僕は年齢は単なる記号だと思っているので、経験値以外で気を使う環境が嫌いなんです。だから、実は最初はNEWSが大嫌いだった(笑)。今はNEWSが大好きですけどね。

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