本誌がスクープした宮腰光寛・沖縄北方担当相が過去に談合事件などを起こした複数企業から政治献金を受けていた問題。宮腰氏は「法令に従い適切に処理し、その収支を報告しているところです。

 なお、(献金企業に)ご質問の事件があったことは知りませんでした。事実関係を確認した上で道義的な点から返金することといたします」とすでに表明している。その後、衆院議員宿舎で「全裸で他人の部屋のインターホンを押した」と週刊文春で報じられたり、共同通信に「14~16年の政治資金のうち、使途の明細がわからない支出が約3384万円ある」と疑惑を次々と報じられている。

 安倍内閣の閣僚たちの「政治とカネ」疑惑の国会審議の行方が注目される。(本誌取材班)

週刊朝日 2018年11月16日号より抜粋