城、地図、ファミコン、食虫植物…“本棚”に見る「マニア」の世界!

鈴木裕也週刊朝日

城、地図、ファミコン、食虫植物…“本棚”に見る「マニア」の世界!

城マニア
いなもとかおりさん。1988年、埼玉県生まれ。小学生で古墳に出会い歴史に目覚め、大学時代にダイヤモンドダストの中で会津若松城を見て一目惚れ。現在は、城マニアとしてテレビやラジオに多数出演(写真/東川哲也・写真部)
「本棚を見ればその人がわかる」と言われる。その道の「マニア」と呼ばれる達人の本棚には、どんな秘密が詰まっているのか──。

【その他の「マニア」たちの写真はこちら】

■「城」マニア/いなもとかおり

 年間に訪れる城の数は100を超える。現在までに450城を訪れてきた。

「まだまだです。全国には3万~4万もの城があるそうです。1日1城訪れたとしても、109年以上かかる計算になる(笑)」

 今では、“うわもの”を失った城跡からも、築城の意図を読み取れるという。城の魅力を伝えるガイドの仕事も始めた。

「学者目線の解説を求めるお客様のために、歴史や地理などを学ぼうと、城関係以外の本も読むようになってしまって」と言ういなもとさん。増え続ける蔵書スペースと本代が悩みとも。

「城マニアとして目指すのは、歴史学者の先生にはできないこと。想像力を働かせて、その時代にタイムトリップしたかのように城を感じてもらいたい」

★とっておきの一冊
『ワイド&パノラマ 鳥瞰・復元イラスト 日本の城』
香川元太郎著、2018年刊。城郭イラストの第一人者による100超の城の復元画が折り込みの一枚絵で掲載されている。

1988年、埼玉県生まれ。小学生で古墳に出会い歴史に目覚め、大学時代にダイヤモンドダストの中で会津若松城を見て一目惚れ。現在は、城マニアとしてテレビやラジオに多数出演。

■「地図」マニア/今尾恵介

 中学1年生の地図の授業で、初めて目にした2万5千分の1の地形図を見て地図の面白さを知った。

「普段歩いている通学路や周囲の建物の形がそのまま載っているのが面白かった。気づいたら、地形図を見ているだけで、景色が想像できるようになっていた」

 高校時代に専門店でスイスの地形図を見て美しさに一目惚れ。それからは海外の地図蒐集(しゅうしゅう)も始まった。

 大学時代は地図から離れ、音楽一辺倒。音楽出版社に就職する。そこで楽譜の輸入を手掛けたことをきっかけに、地図熱が再燃。海外の地図を手当たり次第にカタログ注文した。91年に退職し、3年後に書いた著書『地図の遊び方』が評価され、文筆業に専念。

「地図は紙からAIの世界へと激変して目が離せませんが、だからこそ面白い」

 今では地図マニアとしてテレビに出演したり、講演で話したりして、地図の魅力を伝える日々だ。

★とっておきの一冊
『地図のたのしみ』
(復刻版)堀淳一著、2012年刊。地図ブームの先駆けとなった書。「時代とともに地図も変わることなどを学び、地図への興味をかきたてられた」という。

日本地図センター客員研究員。1959年、神奈川県生まれ。音楽出版社勤務を経て、94年に自著を出版。以来、『地図と鉄道』(編著)、『日本地図のたのしみ』『地名の楽しみ』など著書は64冊。

続きを読む

TwitterでAERA dot.をフォロー

@dot_asahi_pubさんをフォロー

FacebookでAERA dot.の記事をチェック