股関節&首・腰の手術で安心できる病院は?  医師に聞く見極め方 (2/6) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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股関節&首・腰の手術で安心できる病院は?  医師に聞く見極め方

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出村真理子週刊朝日#ヘルス
写真はイメージです

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股関節が原因で起きる症状 (週刊朝日2018年11月9日号から)

股関節が原因で起きる症状 (週刊朝日2018年11月9日号から)

「股関節が悪くなると歩くときに腰に負担がかかるため、腰が痛くなる人も多くいます。腰痛で受診し、腰の治療をしてもよくならないため、もう一度よく調べてみたら股関節が悪かったということもあります」(近藤医師)

 変形性股関節症では、初期症状として、立ち上がるときや歩き始めるときに痛むことが多い。聖隷佐倉市民病院整形外科部長の岸田俊二医師はこう話す。

「進行すると、長く歩いたときなどに痛むようになり、さらに重症化すると、じっとしているときや寝ているときにも痛むようになります。足の開きにくさや歩きにくさを感じることもあり、診断されてから『そういえば前から靴下がはきにくかった』と気づく人もいます」

 変形性股関節症の治療では、まずはリハビリや薬物療法などの保存療法をおこなう。

「ストレッチをして可動域(動く範囲)を広げたり、凝り固まった筋肉をほぐしたり、姿勢を正したり、筋力を強化したり、というリハビリをおこなうことで痛みが改善されることも多くあります」(近藤医師)

 保存療法で痛みが改善されず、日常生活に支障をきたすようになったら手術を検討する。股関節の手術は、高齢者には「人工股関節置換術」が主となる。

 山根さんは3カ月ほど保存療法を続けたが、痛みが改善されず、関節の変形も進んでいたことから人工股関節置換術を勧められた。最初は、「手術までしなくても」と躊躇(ちゅうちょ)していたが、痛みのために夜中に目が覚めたり、勤務時間を短くしてもらったりすることが増え、「痛みが改善するなら」と手術を受けることを決めた。

 その後手術を受けた山根さんは、翌日からリハビリを開始し10日後に退院。術後3カ月たった現在では、痛みはすっかり改善し、以前と同じように仕事もできるようになり、休日は友人とハイキングや旅行を楽しんでいる。

 手術すべきかどうかの判断は、痛みなどにより日常生活に支障をきたしているかどうかが目安となる。この治療は命に関わるものではないため、手術をしない選択肢もあると両医師は言う。


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