両陛下は9月、西日本豪雨の被災地を自衛隊のヘリコプターで2回訪問している。この時期は天候が不安定で、何度も日程が変更された。

「出発の20分前に、予定が決まることもあるのね」

 皇后さまは、末盛さんにお見舞いの時の様子をこう話したという。

「陛下は84歳、皇后さまも同じ年におなりになった。77歳の私でも想像がつきません。常に、国の象徴として人々に寄り添うお覚悟に、ただ驚きました」

 天皇陛下も12月には天皇として最後の誕生日を迎える。どのようなメッセージを公表するのか、注目が集まっている。(本誌・永井貴子)

※週刊朝日2018年11月2日号を加筆