医師・帯津良一ד健康マニア”生島ヒロシ対談 「攻めの養生」に学ぶ (3/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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医師・帯津良一ד健康マニア”生島ヒロシ対談 「攻めの養生」に学ぶ

連載「「健脳」養生法――死ぬまでボケない」

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多田敏男週刊朝日#ヘルス#帯津良一
帯津良一/1936年生まれ。東京大学医学部卒。帯津三敬病院名誉院長。西洋医学だけでなく、さまざまな療法でがんに立ち向かい、人間をまるごととらえるホリスティック医学を提唱している。今も治療の現場に立ち、講演や講義も行う。『死を生きる。』(朝日新聞出版)など多数の著書がある。
生島ヒロシ/1950年生まれ、宮城県気仙沼市出身。76年にTBSに入り、アナウンサーとして活躍し、89年に独立。TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食・一直線」では、ニュースに加え健康情報も紹介している。金融や相続問題などに詳しく、東日本大震災の復興にも取り組む。(撮影/多田敏男)

帯津良一/1936年生まれ。東京大学医学部卒。帯津三敬病院名誉院長。西洋医学だけでなく、さまざまな療法でがんに立ち向かい、人間をまるごととらえるホリスティック医学を提唱している。今も治療の現場に立ち、講演や講義も行う。『死を生きる。』(朝日新聞出版)など多数の著書がある。
生島ヒロシ/1950年生まれ、宮城県気仙沼市出身。76年にTBSに入り、アナウンサーとして活躍し、89年に独立。TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食・一直線」では、ニュースに加え健康情報も紹介している。金融や相続問題などに詳しく、東日本大震災の復興にも取り組む。(撮影/多田敏男)

帯津:貝原益軒も「家業に励むことが養生の道だ」と説いています。家業は先祖伝来のものでなくていいので、何かしら働いていることがいいのです。

 私は大ホリスティック医学を提唱して、それに打ち込んでいます。志が高い人が周りに集まってきているのもありがたい。人生が楽しくなってきているんですよ。養生訓のおかげです。

生島:食事など日々の生活の中にはさまざまなリスクがあります。どんなに気をつけていても病気になる人はなってしまう。がんや認知症だってそうですよね。あんまりくよくよしないのと、ほどほどがいい。食べすぎたり、運動しすぎたり、悩みすぎたりは良くない。何ごとも、過ぎたるは及ばざるがごとしです。

帯津:私も70歳ぐらいから今日が最後だと思って生きています。毎日の晩酌もいつも「最後の晩餐(ばんさん)」。患者さんの死に対する恐怖を和らげるためにも、私自身が死に向かい合って生きているのです。

生島:フランスのパリ市の標語で「たゆたえども沈まず」という言葉もあります。人生は荒波の連続で、会社や個人も揺さぶられます。そのときに、なんとかバランスをとって沈まないでおくと、いつかは凪(なぎ)が来る。私は、大変なときほど自分を励ますようにしています。

帯津:死ぬときに自分のエネルギーを最大に持っていきたい。気力は死に向かって衰えていくと思われがちですが、いよいよそのときだと思ったら加速する。あの世はあの世で楽しそうです。先に行っている人がいっぱいいますからね(笑)。死に向かって飛び込んでいけるように、普段から工夫しておく。貝原益軒の養生訓には、そういう知恵が詰まっています。

生島:あの世はあの世で楽しいだろうなと思えば、楽しくなれますよね。死んでしまったら一巻の終わりだと思えばつらい。このままの調子でいけば帯津さんは100歳まではいきそうなので、先生が先か、私が先か、わかりません(笑)。みんな悩みを背負って生きていますが、帯津さんのように笑顔がすてきな人はいない。私も先生の領域に近づきたいですね。

(構成/本誌・多田敏男)

※帯津さんの最新刊『貝原益軒 養生訓 最後まで生きる極意』(小社刊)は10月19日に発売。身近な健康法が満載で、生島さんとの対談の全文も載っています

週刊朝日  2018年10月26日号


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帯津良一

帯津良一(おびつ・りょういち)/1936年生まれ。東京大学医学部卒。帯津三敬病院名誉院長。西洋医学だけでなく、さまざまな療法でがんに立ち向かい、人間をまるごととらえるホリスティック医学を提唱。「貝原益軒 養生訓 最後まで生きる極意」(朝日新聞出版)など多数の著書がある

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