インスタ映えのために散財し…前川喜平がSNSに悩む女性を一喝 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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インスタ映えのために散財し…前川喜平がSNSに悩む女性を一喝

連載「前川喜平の”針路”相談室」

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前川喜平週刊朝日#前川喜平
写真はイメージです (c)Gettyimages

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 今からでも物欲のループから抜け出したいと思っているなら、少々荒療治ではありますが、古着屋に電話して、服を全部売ってしまってはどうでしょう。あるいは、「インスタグラムをやめます」とフォロワーに宣言し、アカウントを削除する。とにかく退路を断ってきっぱりやめる。その勇気があるなら、有効な手段ではないでしょうか。

 フォロワーの人たちと、実際に会ってみてもいいかもしれません。ネット上で服を紹介し合うだけの関係より、実際に会って話せる関係のほうがよっぽど大切なはず。200人の中に数人は、本当に友達になれる人がいるかもしれませんし。

 執着心を捨てる一つの方法は座禅です。人里離れた山寺で座禅修行するのもいいでしょう。座禅まではしなくても、お寺で静かに仏像を眺めるだけで心が落ち着きますよ。僕のお薦めのお寺は、兵庫県小野市にある浄土寺。浄土堂という鎌倉時代のお堂があり、その中に仏師快慶が彫った阿弥陀三尊がいらっしゃいます。半日ほどその前に座り、心の中で阿弥陀様とお話ししてみたらいかがでしょう。

 阿弥陀様はあなたがこの世を去るとき、遠い西にある極楽浄土へ連れていってくださる仏様。そのときあなたは無一物です。どんな服も持っては行けません。そしてそこにはインスタグラムもありません。

週刊朝日  2018年10月26日号


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前川喜平

1955年、奈良県生まれ。東京大学法学部卒業後、79年、文部省(現・文部科学省)入省。文部大臣秘書官、初等中等教育局財務課長、官房長、初等中等教育局長、文部科学審議官を経て2016年、文部科学事務次官。17年、同省の天下り問題の責任をとって退官。現在は、自主夜間中学のスタッフとして活動する傍ら、執筆活動などを行う。

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