脱税ファン・ビンビン、収賄ICPO前総裁 習近平“見せしめ”摘発の脅威 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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脱税ファン・ビンビン、収賄ICPO前総裁 習近平“見せしめ”摘発の脅威

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大塚淳史週刊朝日
習近平中国国家主席 (c)朝日新聞社

習近平中国国家主席 (c)朝日新聞社

 一方、孟氏は、かつて汚職で逮捕され、無期懲役となった周永康・元共産党中央政法委員会書記と近い関係と言われた。周氏は習近平・中国国家主席の政敵であったこともあり、孟氏の逮捕は政敵一派に対する見せしめではないかと噂された。だが、野嶋氏は否定的だ。

「孟氏は周永康が逮捕された後も公安部の副部長の職にとどまり続けており、今回の拘束とは直接関連がないでしょう。孟氏に腐敗の噂があったのは確からしく、マークされていたのではないか」

 一方、周来友氏は別の見方をする。

「孟氏がICPOのトップとなったことで、中国と犯罪者の引き渡し条約を結ばない国からの、中国政府への情報提供などを期待した。ところが、高官らが海外に持つ秘密口座を調べたとされています。それが明かされると不都合との理由で拘束しました」

 習近平政権の腐敗一掃運動で既に数十万人以上の逮捕者が出たとされる。大金を稼ぐ俳優や政治家らは、次に狙われるのではと警戒しているのは間違いない。(本誌・大塚淳史)

※週刊朝日2018年10月26日号


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